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地球の温暖化の進行とともに、近年雷発生も多くなっています。その結果、雷サージが設備や機器に進入する機会も増加し、雷被害に関する雷情報は年年増加しています。
他方あらゆる機器の機能が多機能化し、また複雑化して発達していますが、機器およびシステムの制御、調節および監視の高機能化は例外なくCPUまたはコンピュータ制御により実現されています。このようなIC化により機器およびシステムの雷サージに対する耐力が低下し、雷発生時の雷被害の増加に拍車をかけています。最近このような雷情報を入手する機会が増加しています。そこで、このような雷被害を確実に防止するためには、正しい雷対策を講じ、信頼できる雷ガード(雷防護)を普及させることが必要となってきました。
ところで雷サージによる雷被害には直撃雷による雷被害と誘導雷による誘導雷被害があります。これまで、わが国における電気・電子機器の雷対策は専ら誘導雷を対象にするだけの雷対策に甘んじていました。しかし、これは間違っています。また直撃雷に対しては、避雷針を建て、雷サージ電流を引き下げ導体を経由して接地極に導き、そこから雷サージを大地へ拡散させれば雷対策としては十分であるとされていました。その結果、わが国の雷対策システムおよび雷ガードは欧米に比較して20年以上遅れをとる結果になってしまいました。
雷発生があり建物に設置された避雷針が直撃雷を受けると、雷サージ電流が建物の接地極に流入することにより建物には接地抵抗×雷電流の電圧、すなわち数100
kVに相当する電位上昇が発生します。この場合、電気・電子機器のケース・カバーは、建物の接地極に接続されているD種接地により建物と同様な数100
kVの電位となっています。これに対し、建物外部から建物に引き込まれている電力線や通信線は遠方で接地され(電力線はB種接地)ているのでゼロ電位となっているので、機器のケース・カバーから、これらの充電線へと絶縁破壊が発生して雷サージによる雷被害が起こります。この雷被害を防ぐため、その瞬間のみ、機器の接地された部分と充電線とを短絡する役目をするのがアレスタ(SPD)という雷ガードです。これは比較的経済的で確実な雷対策であります。しかしこのSPDが動作すれば、SPDには直撃雷の雷サージ電流が分流流入します。
というわけで,
このSPDは直撃雷の雷サージ電流の通過に耐えられるものでなければなりません。これがクラスTのSPDと呼ばれています。ところが我が国には誘導雷対応のクラスUのSPDしかありませんでした。
その理由としては「雷発生があり、直撃雷のような大きなエネルギーを持つ雷サージに対する雷対策は根本的に不可能である。直撃雷による雷被害そのものは誘導雷による雷被害よりも遙かに大きいが、直撃雷を受けることは滅多にないことなので、直撃雷の雷対策はあきらめて、誘導雷による雷サージに対する雷ガードのみを考えれば良い。」という誤った主張が横行していたからです。実は直撃雷により発生する雷サージに対しても、適切な能力を持つ雷ガードを具備すれば、正しい雷対策を講ずることができるのです。
実は雷被害を防ぐための雷対策の技術はドイツが世界のトップレベルにあり、DEHN+SOEHNE社はドイツでも40%のシェアを持ち優秀な雷ガードおよび雷対策システムを提供できる企業です。株式会社 雷保護テック・タケタニは、近年、我が国で雷発生時に雷サージによる雷被害が頻発しているにもかかわらず、適切な雷対策がとられていない現状を憂慮し、DEHN+SOEHNE社の雷ガード製品を利用して正しい雷対策のシステム技術を我が国において普及し、この専門分野で貢献するために、平成17年12月に設立されました。弊社と致しましては、これら世界のトップレベルの雷ガード製品を利用して、直撃雷および誘導雷の両者に対応できる正しい雷対策システムを構築し、需要家の皆様に信頼できる雷対策を提供できるものと確信しております。また雷発生があり雷サージによる雷被害に関する雷情報を入手次第、現地調査を実施し、適切な雷対策のコンサルティングも実施することも致します。
現在までに、私どものもとには雷対策問題で悩んでいる多くの方々から質問や相談が寄せられております。これらに対しお答えしていった結果が多くの技術資料となって蓄積されております。これらの資料も是非皆様に活用して戴き、正しい雷保護対策を実施するうえで、お役にたてればと願っております。 |